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毎日の入浴は、心と体を癒す大切な時間。特に赤ちゃんや高齢者にとっては、体を清潔に保ち、健康を維持するための重要な習慣です。しかし、私たちが安心して使っているお風呂の「追い焚き配管」の中には、実は雑菌が繁殖しやすい“見えないリスク”が潜んでいることをご存じでしょうか?
この記事では、配管内に潜む雑菌の実態と、それに対する効果的な対策について、わかりやすくご紹介します。
配管の中に雑菌が!? 見落とされがちな家庭内リスク
追い焚き機能を使っている家庭では、お湯が浴槽と風呂釜(給湯器)を循環しています。この時、お湯と一緒に人の皮脂汚れ、シャンプーや石けんの成分、垢、入浴剤の残留物などが配管内に流れ込み、少しずつ汚れが蓄積されていきます。
この汚れをエサに、雑菌やカビ、バクテリアなどの微生物が繁殖し、やがて「バイオフィルム(菌膜)」と呼ばれるぬめり状の膜を形成します。バイオフィルムは非常にしつこく、通常の掃除では簡単に除去できません。
汚れた配管を通って浴槽に戻ってきたお湯は、透明でも実は見えない雑菌を多く含んでいる可能性があります。
特に注意が必要なのは赤ちゃんと高齢者
雑菌が繁殖したお湯に入浴しても、健康な大人なら問題ないことがほとんどです。しかし、赤ちゃんや高齢者は免疫力が低いため、ちょっとした雑菌でも体調を崩すリスクがあります。
赤ちゃんの場合:
・肌が非常にデリケートで、菌や汚れに敏感
・湯あたりによる湿疹や赤み、アトピー症状が悪化することも
・口に手を入れることが多く、雑菌が体内に入りやすい
高齢者の場合:
・皮膚バリア機能が低下しており、感染症にかかりやすい
・レジオネラ菌などの菌による肺炎のリスクが高まる
・持病を持っている方は特に注意が必要
安心して入浴できる環境を整えることは、ご家族の健康を守るための“見えない配慮”なのです。
よくある症状は“お湯の変化”で気づく
配管内に雑菌が繁殖しているサインは、意外とわかりやすいものです。以下のような症状があれば要注意です。
- 追い焚きしたお湯が白く濁る
- 浴槽に黒い粒や白い膜のようなものが浮かぶ
- お湯から異臭(生臭い・カビっぽいニオイ)がする
- 追い焚き後の湯船にぬめりを感じる
これらの症状がある場合、配管内部で雑菌が繁殖している可能性が非常に高いです。
雑菌対策の基本は「定期的な配管洗浄」
お風呂の衛生を保つためには、浴槽の掃除だけでは不十分です。**最も重要なのは「配管内の洗浄」**です。
●市販の配管洗浄剤を使う
ドラッグストアなどで販売されている風呂釜洗浄剤を使えば、手軽にお手入れが可能です。ただし、これらは軽い汚れの除去には有効ですが、バイオフィルムや深部の雑菌汚れまでは落としきれない場合があります。
特に数年放置していた場合は、家庭用洗浄剤では対処しきれないことが多いです。
●プロによる風呂釜・配管洗浄を活用
根本的な解決を目指すなら、専門業者による風呂釜洗浄サービスが最も効果的です。専用の機材と薬剤を用いて、配管内部の細かい部分まで徹底的に洗浄し、雑菌やバイオフィルムを除去します。
プロの洗浄は、衛生面の改善はもちろん、給湯器や配管の寿命を延ばす効果も期待できます。
雑菌リスクを減らす日常習慣
洗浄以外にも、以下のような日常習慣で配管の清潔を保つことができます。
- 入浴前に体をしっかり洗う
- 入浴剤は使いすぎない(粘性のあるタイプは特に注意)
- 残り湯の長時間放置は避け、なるべくすぐ流す
- 2日に1度はお湯を完全に入れ替える
- 浴槽もこまめに掃除する
これらの小さな習慣の積み重ねが、配管の汚れを防ぎ、ご家族の健康を守ることにつながります。
まとめ:見えない場所のケアが“安心”をつくる
お風呂は清潔に見えて、実は“見えない雑菌”が潜んでいる場所でもあります。特に赤ちゃんや高齢者がいるご家庭では、ちょっとした衛生管理の差が、健康に大きく影響することもあります。
「お湯が濁る」「ニオイが気になる」といったサインを見逃さず、定期的な配管洗浄と日々のケアをしっかり行いましょう。
ご家族全員が安心して使えるお風呂環境を保つこと。それが、心地よく健やかな毎日への第一歩です。
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